2008年10月29日水曜日

どもりとは…

吃音症(きつおんしょう、英:Stammering symptom)とは、発語時に言葉が連続して発せられたり、瞬間あるいは一時的に無音状態が続くなどの言葉が円滑に話せない疾病。言語障害の一種である。どもり吃音ともいわれる。WHOの疾病分類「ICD-10」では、吃音は、「会話の流暢性とリズムの障害」、「吃音症」[1]とされ、米国精神医学会のDSM-4-TR(精神障害の診断と統計の手引き)でも吃音症とされている。日本においてもICD-10やDSMに準じた厚労省の「疾病、傷害及び死因分類」[2]が採用され、吃音は基本的には医療機関で受診可能な健康保険適用の吃音症という疾病に分類されている
[source by wikipedia]


一般の方と接していると、私も含めて実際どもりで悩んでいる人達と状況と一般的に認知されている「どもり」の状況はかなり異なります。
よく、ドラマ、漫画など物語に登場する人物が緊張した時に言葉を連発したり、関西人のコメディアンが突っ込む言葉を噛むなどといったもの
それが、一般的に「どもる」という様なものと思われているようです。

しかし、「どもり」というものはもっと根が深く実際は言葉を発することすら出来ないというとても深刻な症状なのです。
しかも、症状もまちまちで「どもり」に対する対策や治療法・改善策などもなかなか適合性に乏しく子供の頃から社会人になって尚症状に悩まされている人は多いです。


言葉が発しにくい言語障害であり、非吃音者があせって早口で話す時に「突っかかる」こととは異なる。成人では0.8 - 1.2%、学齢期の子供で約1.2%、5歳までの子供では約5%が吃音者であるといわれる。本人が気づいてない場合もある。吃音の程度や、どもりやすい言 葉や場面には個人差がある。緊張していたり、朗読や電話の応対をしたりする時など、どもりやすい傾向があるとされる。だが、緊張するからどもるのではな く、どもるから緊張するのである。戦後一時期まで、吃音は、精神的緊張に起因する癖であると誤って理解されてきた。それ故、吃音治療も心理療法が重視さ れ、間違った方向に進んだ。
[source by wikipedia]

他の身体的障害や言語障害と同様に、吃音は嘲笑やいじめの対象になる事もある。音読の授業で上手く喋れず子供の心に深い傷を負わせることも多い。吃音に絶望し自殺する者もいる。自殺しないまでもうまく言葉が話せないことに起因するうつ病対人恐怖症社会恐怖引きこもりなどの二次障害が出ることがある。

時折、吃音者が吃音を意識していない時など、流暢に話せることもある。また、吃音者はどもる言葉を巧みに避け、どもらないように見せているので、傍 からは吃音だと気付かず、深刻な悩みだと受け取られないこともある。吃音者が心で感じている苦痛ほど、周囲の人間は気にしていなかったり、楽観的に接する ことが多い。

吃音は自分の名前が言えない、店で注文できない、人と円滑にコミュニケーションを取れない、挨拶が出来ない、電話がかけられない、など社会生活全般 に大きな影響を及ぼすが、これを「恥ずかしいこと」と認知し必死に隠そうとする傾向が強いと言われる。この場合、吃音者が吃音を隠すために費やす労力や神 経疲弊の大きさは、非吃音者にとって想像し難いものである。

0 件のコメント: