2011年5月9日月曜日

マイ単語帳を作る。

私は、若い頃クラブミュージックが好きで毎日のようにクラブに遊びにいっていました。

特に、ショータイムの時間にラッパーの人たちが向きあってラップの腕を競いあうバトルがお気に入りでよく応援したり又、何人かのラッパーの人たちとお友達になったりもしました。

そんな中でラッパーの人たちが普段から辞書みたいに分厚い本を持ち歩いている事に気が付き、それは何?と聞きました。
そうしたら、それは彼らが自ら作った「韻辞書」なるものでした。
例えば、「マイ・ウェイ」、「大抵」、「最低」などと…同じ韻を持つ言葉を整理してまとめているとのこと。
もう、その量がハンパなくて国語辞書並に分厚いルーズリーフの束にびっしりと単語が書き留められていて、パッと見だけで10000語以上は余裕でありそうでした。

彼らはその自前の韻辞書を暇さえあれば見て、アドリブでラップできるように練習していると言っていました。

それを見て…当時から重度の吃り持ちだった私は、彼らの真似をして苦手な言葉の代替言葉を書き留めていくようにしました。
ちょっとでも吃ったら…同義語のレパートリーを最低5個ぐらい考えて、入浴中に暗記しました。

あまりにも俗離れした言葉を使ってしまったら、人々に通じない事がありますが、それで大分吃りを回避できるようになってきました。

2011年3月6日日曜日

吃りは前頭葉を鍛えたらだいぶ良くなる!

ちょっと前から脳科学の本にはまってて、それらを読みあさって書いてある脳トレーニングをやっていたら加速度的に吃りが改善してきたのでそれについて書きたいと思います。

脳トレといっても、色々あるけれども
やるトレーニングはたったの一つだけです。
それは目の運動です。

これをやろうと思ったきっかけは、毎日デスクワークしかやっていないからなのか、老いのせいなのか分かりませんが…
思考に靄がかってきているのが実感できたり、誰かに何か問いかけられてもすぐにレスポンスできなかったりという事が増えてきた為、
脳がだいぶ退化してきているんじゃないか!!と感じるようになったからです。

眼球運動を継続してやることによって、0.01だった視力を1.5まで回復させた家族がいるんですが、その人にやり方を教わって、
そのメソッドにちょっと脳トレのエッセンスを加えてアレンジしたものをそれからやり始めたんですが。やり始めてびっくり。
モヤがかかっていた思考がクリアになり、毎日てきぱきとした生活を送ることができるようになったんです。
そればかりか、偶然にも吃りもほとんどなくなってきました。

よく調べてみると、自分がやっていた眼球運動は前頭葉を鍛える効果があるものらしく、前頭葉の働きがよくなると思考処理が高速化して、物事を整理して考えることができるようになるとのことです。
その方法については、また今度お話したいと思います~ (^_^)/~

どもらーチャンネル



どもり持ちのシンガー門田まさみさんのyoutubeチャンネル。


この番組は「どもりを愛せる世の中づくり」をテーマに
アメリカ吃音研究所(American Institute for Stuttering)で勉強した、吃音についての最先端の見解 や正しい知識を広めることはもちろん、私自身が体を張って「社会 でどもってもいいんだよ」ということを証明するために放送しています。


という事で、吃りに関してかなり論理的な分析がされています。
吃りの治し方についても考察されています。

英国王のスピーチを見た

「英国王のスピーチ」という映画を見ました。
なんでも吃音がテーマとなっているらしいという事で、ドモラー界隈で話題になっていたからです。

ネタバレはまずいので内容は書くことが出来ないですが、どもりに関してとても理解のある映画でした。
どもりが発症する原因であったり、どもりの治療法に関してもかなりリアルな表現がされていました。
ただ、もうちょっと吃音とあがり症による吃りを区別した解説があってもよかったのかなぁ~と思いました。
映画を見た他の客達の雑談に聞き耳を立てたりしててもその辺の違いを理解できた人は少ないようでした。

後、主演の男性の吃りの演技がちょっと中途半端なのかなーと思いました。
主演以外の人は連発吃りを皮肉る場面が多々出てくるのに対して、主演が難発の演技しか出来ていなかったところを見ると吃り方にも幾つかの種類があることをよく理解出来ていないまま演技されてるのかなーと思っちゃいました。
やっぱり難発、連発、伸発を自在に操る演技をする芦屋雁之助さん越えは難しかったようです。

いや、でも映画としてはとっても素晴らしい内容でとても感動しました。

・・・・っと一緒に見に行った方にも言ったら、
政治的色合いが強すぎてプロパガンダ映画に見えた!と、批判的な見方をする人もいました^^;

吃り持ちの人が見たら、よーし俺もやるぞおお!!と元気になれる映画、吃り持ちじゃない人が見たら吃りの人の大変さをよく理解できる映画です!
まだ見ていない人は絶対に見てください!

久しぶりに

ブログを再開しました^^

英国王のスピーチの影響です♪

2008年12月14日日曜日

吃音者に対して海外同様、障害者手帳の交付を願う運動

吃音者に対しての理解は世間一般になかなか浸透せず、
吃音により社会生活を送れず悩む人たちはどんどん増加しています。
それに対して吃音者を障害者として明確に認定してもらい、社会的に保護してもらえないだろうか?と考えている人たちがいます。

現行の身体障害者福祉法では、言語障害については3級、4級についてしかありませんので、新しく法改正して、言語障害者手帳5級を新設し、吃音者を救済する必要があります。

吃音症についての障害は、現行法の言語障害3級、4級では、残念ながら、障害者認定されませんし、交付申請しても却下されてしまいます。

言語障害 3級 --- 機能の喪失。
言語障害 4級 --- 機能の著しい障害。
そのため、言語障害者手帳5級を新たに新設する必要があります。

アメリカやニュージーランドetc...では、吃音(どもり)をきちんと言語障害と認めていますし、日本も先進国としてあやふやなまま黙止するのではなく、問題解決へと歩みだす必要があります。

行政担当の方や、人権担当の方、弁護士の方etc...に、吃音(どもり)問題を尋ねてみたのですが、やはり、身体障害者福祉法を見直さねば問題は解決しないというコトでした。

しかしながら、厚生労働省に、身体障害者福祉法を見直す動きは見られず、見直すとしても長い年月がかかります。

これにより、吃音(どもり)問題は、健常者と障害者の狭間に放置されたままの状況となる蓋然性が強いです。

そのため、吃音(どもり)症の当事者の方は、症状が近似している”社会不安障害(SAD---Social Anxiety Disorder)”etc...という認定でなんとか緊急避難するしかないのが、哀しくも現状であると思います。

ここ最近何年もの間、厚生労働省への吃音(どもり)問題に関しての意見etc...は少ないようですので、一人でも多く、声をあげてください(p´□`q)゜o。。

吃音(どもり)問題に関して、なにかご意見のある方は厚生労働省までお願い致します。

[引用]
via 吃音(どもり)症で言語障害者手帳5級、交付して下さい。



ここに記述されている通り海外の各国では「吃音」は言語障害者として認められ、社会的に啓蒙活動、保護活動が行われています。
それに比べると日本は吃音者に対してあまりにも残酷です。

政府がこういった活動を怠っているからこそ吃音者を狙った詐欺商品・情報商材など弱者を食い物にしたビジネスが横行し被害を被る人たちが増えているのです。
日本の医者達の中にはまだ「吃音は治るものなのに、吃音者がきちんとした治療を受けていないからだ。自主性がないから」という様なことを吃音者に対して冷たい目を向ける人たちすらいるのです。

吃音で悩む人たちのために今こそ声を上げるべきではないでしょうか

厚生労働省へのご意見etc...は以下から。

電話番号 03-5253-1111(内線または、代表から→障害保険福祉企画課)
厚生労働省(Web上)https://www-secure.mhlw.go.jp/getmail/getmail.html

吃音(どもり)を題材にしたオススメ小説

久しぶりに重松清さんの小説「きよしこ」を読みました。
やはり素晴らしい作品です・
自身も重度のどもりを患っている著者重松清さん。
吃音と共にすごして来た少年のお話で重松さん自身の自伝ともいうべき作品です。
吃音に悩んでいる人、吃音者のこと・吃音を理解しようとしている人にオススメの小説です。