2008年11月6日木曜日

吃音発症のきっかけ

発症のきっかけ

吃音になる「きっかけ」は、生活環境の影響があるとも言われているが全ての人に当てはまるものではなく、「生育歴」とからめて両親の厳しい躾に責任を求める場合もある。吃音児を持った親は、将来、子供から吃音になったことや、なぜ早く治療してくれなかったのか責められることを心配する。下に箇条書きにて「きっかけ」についてのいくつかの説を挙げる。

* 耐え難いストレス(いじめ・叱られた・過度に厳格な躾)
* 好ましくない言語環境


幼少期の子供は左右の言語脳野の機能分化が進んでいないため、どもりは出やすいといわれているが、それに敏感になって、自分の子供に『どもらないように話せ』などと叱ってしまう。叱られた子供はどもりを悪い事だと思い込み、隠そうとする。それが、いつしか話すことへの恐怖へと変わり、条件反射付けられ、吃音が定着してしまうと考えられる。また、電話で言葉が出ず、いたずらと思われたり、友人からおかしな話し方をするという目で見られたり、授業で指名されてどもったことを注意されたり、いじめや嘲笑の対象にされるなど、辛い体験の蓄積や、周囲の人の吃症状に対する否定的反応からも吃音は条件反射付けられる。

* 吃音者をからかうなどして発声を何度も真似た経験がある。
* 家系に吃音者がいる。


これは、一部を除いては遺伝ではない。

* 左利きの者が利き腕を矯正した。

など。
[source by wikipedia]

実際、吃音・どもりの発症の原因はまだ世界的にわかっていないのが現状だといいます。
ただ単に生活環境に起因するものだけでなく、遺伝によるもの、脳の障害によるもの様々な可能性が検証されているとのことです。

私は自身のケースでお話しすると…
私には兄弟が4人おり、そのうち3人が親に厳しい教育を強要されて育ちました。
その三人全てが重度の吃音を発症するに至り、残りの一人は健常的に育ちました
。こういったことを見ていると親の躾などに起因するところが多分にあるのではないかと思ってしまったりします。

あと、よく子供時代に治療した吃音はほとんどが完治し、大人になって治療するとほとんど効果がないということも聞きますがそういう吃音の症状が出だした子供達を放置する親が非常に多いということもあるかと思います。
それはただ単に怠慢とかではなく、先のエントリーでお話したとおり吃音に対する認識が一般社会でほんとされていないということがあるかと思います。
ようするに、そこまで重大な事だと吃音を発症させた親は思っていないのです。
ただ単に子供特有の発声の未熟さ、ドラマとかで見る緊張して言葉詰まる演技的なものだと勘違いしているのです。

もっと社会的に吃音が認知され、早期解決をはかれるそんな環境になって欲しいと考えます。

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