2008年11月7日金曜日

呼吸による改善法・対策法

吃音に対する対処法として、よくいわれるのが呼吸法の改善です。
方法としては胸式呼吸から腹式呼吸(丹田呼吸)に切り替えるという風なことを目にします。

wikipedia参照
吃音者は呼吸が浅いといわれる。下腹部には、常に、無自覚な時や、睡眠時でも力が入っているようにする。(近年、丹田呼吸法そのものは交感神経系の緊張を解し副交感神経系を優位にさせ、全身および精神の緊張の緩和が起こり吃音寛解に効果的であるとして見直す声がある。一方、下腹部に力を入れたままの複式呼吸をしながらの矯正訓練はある種の吃音の様態にのみ効果があり、胸式呼吸を基本とし、吃音の、ある場面で部分的に複式呼吸を取り入れた治療がある種の吃音には有効との見解も出てきている)。

* 第一呼吸:姿勢を正しくし、鼻から息を吸い(2,3秒)、下腹に力を入れ10秒以上口から吐く。これを5分くらいやる。
* 第二呼吸:鼻から息を吸い、「えーい!」と大きな声で気合をかけながら、下腹に力をいれな入れて息を止める。最初は5秒(息を止める時間)を10回、10秒を10回、15秒を2回くらいやる。いつでも暇があったらやり、意識しなくても下腹に力が入るまでやる。
* 第三呼吸(人に呑まれない呼吸法):肩の力を抜き下腹に力を入れ正面を見る。鼻から息を吸い、下腹に軽く力を入れながら鼻から息を吐き、悠然と構える。5分くらいやったら目を閉じ、次のような事を言って自己暗示にかける。「例:必ず吃音を治す。吃音は恥ずかしいものではない。相手は何とも思ってない。どんな時も落ち着いてゆっくり話す……など」。この他、自分の願い、望みを何でも言ってみる。



私が吃音の治療をはじめて行ったときカウンセラーの方に推奨していただいたのがこの方法でした。
私は上記のようなトレーニングはもちろんのこと、歌の練習もやっていたことから腹式呼吸についてはとても本格的に勉強し呼吸法なども力を入れて修練するクンダリーニヨガも長い間実践致しました。
しかし、分かったことは腹式呼吸をマスターしても吃音にはほとんど有効でないということでした…

しかし、上記で書いているように普段は胸式呼吸で吃音に陥る局面で腹式呼吸で発声するというのはかなり効果的だと思います。
吃音症の方はある程度自分がどの言葉で吃音が発症するかというのはわかっていると思うので、頭の中でその言葉の順番が回ってくる瞬間に一回大きな息継ぎをして、息を吐くと同時に続けて言葉を吐き出すと案外すんなりと出ると思います。

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